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先週の金曜日3月14日は、内池先生のアカデミー・デュ・ヴァンの研究科「ブルゴーニュの歴史とエレガンス」の最終回でした。ブルゴーニュのぶどう畑の区画であるクリマClimatとは何かを勉強しました。リュー・ディLieu-ditとの違いは、リュー・ディは取引対象としての所有の区画であり、行政要素的な性格のあるのに対して、クリマはワインのテロワールが表現された区画で、複数又は1つのリュー・ディから構成されるのが一般的ですが、クリマがリュー・ディの一部を構成する場合もあります。フランスでは、ブルゴーニュワインのクリマのユネスコの世界遺産登録を目指しているそうです。日本人にとってはなかなか難しい概念ですね。 DSC00972

サン・トーバン、シャンボール・ミュジニー、ジュブレ・シャンベルタン、の3つの村のクリマ違いのワインを2種類ずつ、計6アイテムをブラインド・テイスティングしました。

村の違いはかなり明らかでした。シャンボール・ミュジニーとジュブレ・シャンベルタンは色の濃さも全く異なり、同じ、コート・ド・ニュイの赤ワインとは思えないほどの味わいの違うワインです。

これに対して、クリマによる違いは微妙です。ジュブレのグラン・クリュ、マジ・シャンベルタンと村名核のクロ・プリウールも、正直なところ、さほど違いがわかりませんでした。

ヨドロ・バイエのシャンボール・ミュジニ・プルミエクリュ2008のレ・クラとレ・シャルムのクリュ違いはどちらも素晴らしいですが、違いはわからず。

ただ、クリマと生産者が異なったサン・トーバンでは、トップ生産者のマルク・コランのサン・トーバン・プルミエ・クリュ・アン・レミィ2010がエレガントな酸味とミネラル感が傑出していて、5000円以下の白ワインとは思えない質の高さ、別の生産者の村名格との違いが歴然でした。

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