香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)から中環地区までトラムで向かいます。2階建てのトラムはレトロな車両で、バリアフリーではありませんが、2階席からは街の様子が良く眺めることができます。
香港島の中環地区、エアポートエクスプレスの香港駅ちかくの港に面したところに大規模複合ビルの国際金融センター(IFC ,International Finance Centre、國際金融中心)があります。MTR香港駅、第一期、第二期、映画館・ホテル棟に分かれ、上層階は高層のオフィスビルで、低層階がショッピングモールになっています。映画館・ホテル棟にはフォーシーズンズが入っています。
低層階(L1~L4)は高層ビルを連絡通路でつないだショッピングモール、IFCモールがあります。高級な雰囲気ですが、ZARAやアップル・ストア、スターバックスなど、日本でもお馴染みの店がはいっています。
タイムズスクエアにもあったスーパーのC!ty’superが入っていて、ここでも九州・四国物産展を開催していました。
L3はレストラン街です。國金軒と利苑酒家はいずれもミシュラン1つ星に輝く広東料理レストランです。
AMO EMOは大規模なワインバーとワインショップの複合店で、シャトー・ラフィット、ペトリュス、ムートン、スクリーミング・イーグルなどのヴィンテージワインも揃えています。日本では見ない最先端の感覚です。
銅鑼湾(コーズウェイベイ)のリー・ガーデンズ2にもあった、ワインショップWatson’sWine。
日本料理の千両やラーメン・レストランの和歌山もあります。
中環のショッピングセンターは高層ビルの低層階にあります。空中の連絡通路でつながっているため、香港に多い雨の日も傘を開かずにショッピングができます。
一風堂もショッピングセンターの中にあります。
ランドマークはブランドショップが集まる高級ショッピングセンターです。中2階のような1Fのテラスにランドマーク・カフェがあり、自然光の入る大きな開放感のある吹き抜けの空間デザインが魅力的です。
イタリア以外で唯一の3つ星イタリア料理レストラン8½ Otto e Mezzo Bombanaもショッピングセンターの一角にあります。
マンダリン・オリエンタル・香港も連絡通路でつながっています。
同じ香港島でもトラムの南側は海側とは対照的に庶民のエリアです。高級なエリアと庶民のエリアが隣り合わせで、中間がないのが香港の特徴です。地下鉄で中環から2駅の湾仔(ワンチャイ)のトラムの南側には庶民の街が広がっています。
日本城というディスカウント・ショップはかなり見かけます。
細い道路の両側に露店が並んでいます。ウィークデイでも、大変な混みようです。大衆的な飲食店が多く並んでいます。
スイーツの店もかなりあります。茶餐廳は喫茶、軽食を兼ねた庶民的な飲食店。この金鳳茶餐廳という店、実はエッグタルトの有名店で行列ができています。持ち帰りもできます。サクサクして美味しいのですが、崩れやすいので、店内で食べることをお勧めします。
上環までトラムで進みます。
ショッピングセンターや上環のトラム駅近くなど、良く見かけるベーカリー東海堂。日本風の店ですが、香港の外食大手の美心集團が展開するベーカリー・チェーンです。かなり人気らしく香港で50店以上の店舗あるようです。中国系の資本でありながら、アロームaromeという日本語表示の店名、「愛媛県産黒胡麻」などの特産原料とともに「美肌ケーキ」などの日本語の商品説明を併記しています。北海道産牛乳、関西産柚子などの日本の産地名も原料のブランドとして一つの「売り」となっているようです。台湾でも良く見られましたが、「日本」が一つのブランドとなっているようです。秋にはAKB48の小島陽菜さんの月餅CMを流しているそうです。
こちらは地下鉄上環駅の南側の下町にあるワインショップ。一見、普通の酒屋のようですが、美酒珍蔵ということで、結構いいワインが揃っているようです。
香港島の上環と中環の山手には飲食店街が広がっています。地下鉄上環駅に近いホテル、ランカイフォン蘭桂坊酒店の近くに今話題のショッピングとグルメのエリア、ノーホーNOHOは坂の続く住宅街に最近新しい店がオープンしたエリアで。雑貨などのショップや行列のできる麺料理の店があり、日本のラーメン店も出店しています。
ここからハリウッド・ロード南東に向かいます。夕暮れ時には多くの人で混雑しています。両側にはカフェやエスニック料理など世界各国の料理のレストランが並んでいます。
このあたりがエリアがソーホーSOHOと言われているエリアです。
このエリアには多くのワインバーがあります。
特に、香港島の中環と半山區を結ぶ全長800メートルのヒルサイド・エスカレータの中環至半山自動扶梯周辺には多くのしゃれたワインバーがあります。
たぶんアジア最大のワインバーエリアです。基本的にはバーの酒はワインが中心のようです。このあたりは西洋人の比率が高いようです。
やがて香港一のナイトスポット、ランカイフォン蘭桂坊に着きます。バーや世界各国のレストランが集まっています。今は、中心部が工事中で、本来の賑わいではないようです。お馴染みのハードロック・カフェもあります。
Flying Winemakerというワインバーとショップとスクールが併設の店。ワイン文化のレベルが高そうです。
日本にも六本木や西麻布、北新地、三ノ宮やすすきのなどワインバーが多いエリアがありますが、香港島のこの辺りはレベルが違うようです。世界的にみてもこれだけワイン消費が盛んなエリアは、珍しいのではないでしょうか。