リグーリア州のレヴァントの朝、バルコニーからパステルカラーのカラフルなレヴァントの街を眺める。チンクエ・テッレと似た眺望だが、残念ながら海は見えない。しかし。良い眺めである。
このホテル、Tripadvisorで評価が高いだけのことはあり、良いホテルである。右上に見えるのが宿泊したホテル。
レヴァントからピサまでのこの区間だけは、特急のICE(Inter City Express)の1等車に乗車。快適にわずか1時間余りでトスカーナ州の古都ピサに着く。さすがに人気観光地だけあって、駅の構内に荷物の預かり所がある。事前にネットで調査済みで、場所もすぐわかった。
pisa centrale stazione deposito bagagli http://www.depositobagaglipisa.it/
【ピサ駅前】
駅からピサの斜塔のあるドゥオモ広場までは、バスも出ているが、歩いてほどよい距離。
かなりの人通りの道路が続いていて、商店も多い。街の中心を流れるアルノ川に架かる橋は大きい。川の水はきれいではないが、両岸の街並みは美しい。
猫が遺跡で散歩していた。ピサの斜塔周辺の通りは自動車も通るため、かなり雑然としている。 斜塔付近はかなりの人出で、団体客が多数見受けられ、これまで見てきたイタリア北部の観光地とはかなり異なる雰囲気である。これまでほとんど見かけなかった日本人観光客も、よく見かける。大聖堂や洗礼堂が美しい。
斜塔は込んでいたので登らなかった。斜塔を手で支えるポーズで記念写真を撮る人が多い。
人気の観光地だが、同じ時間を使うのであれば、フィレンツェへ急いだ方が良さそうだ。結果的にも、この判断は間違っていなかった。
アルノ川の下流の橋を通ってピサ駅方面へ。
【ボトルも斜めに】
昼食はピサでピザという洒落ではないが、1回くらいはイタリアでピザを食べようということで、トリップ・アドヴァイザーで高評価のピザ店へ。1人ですべて経営している小さな店で地元の常連が中心である。トリップアドヴァイザーTripadvisor、ピサで2位のレストランとなって、外国人観光客が来るので驚いていた。
パンもおいしいということだったが、ピザを注文。かなり大きい。
マルゲリータを1枚とサルシッチャとほうれん草のピザ。かなりの大きさである。サルシッチャが粗挽きでスパイシー。かなりうまかった。ビールは冷蔵庫からセルフで出して飲む。
北イタリア独特のサクサク薄い生地のピザは、ナポリなど南イタリア出身者には不評のようだが、結構いける。特に、チーズは独特のコクがある。韓国の観光客も目立っていた。 ピサは大型観光バスで旅行するのに便利なこともあって、日本人やアジア系の観光客には人気だが、街自体の魅力は中程度といったところである。
次に訪れるのは、いよいよフィレンツェである。ピサ駅からは約1時間、30分に1本と頻繁に電車が出ているので、ここでは予約なしに券売機で切符を買う。