大崎駅新西口を出て再開発エリアを抜けたところ、大崎百反通りに9月にオープンしたビストロ。1階にカウンター7席、2階にテーブル席が10席あります。北海道の食材を使ったメニューはアラカルト中心です。
魅力的な料理が並ぶメニュー、まずは前菜をオーダーしました。
ズワイガニ・ホタテ・アボガドのタルタル~人参のムース添え
繊細で優しい味わいと食感。北海道の新鮮な味覚が満載です。
パテ・ド・カンパーニュ
正統派のビストロ料理です。
雲丹玉子~オマールエビのソース
シンプルながらクリーミーで凝縮感のある味わいの一品。
蝦夷鹿のラグーとマッシュポテトのグラタン。熱々で濃厚な味わい。
生牡蠣(冷製)
グリル野菜のラタトゥイユ・ブラン
香ばしく甘味のある焼き野菜。冷製で旨味が出ています。 ニース風・牛ハチノスのトマト煮込み
フィレンツェのものよりは軽やかな味わいでした。
十勝産彩美牛のステーキ
脂が軽くヘルシー、それでいてジューシー、ほどよい焼き加減でした。
望来豚のベーコン&ソーセージノシュークルートガルニ
アルザス料理ですが、脂に甘みのある豚肉の食感と味わいは北海道石狩市産の銘柄豚独特のもの。
どのメニューも満足できるレベル。北海道産の新鮮で質の高い食材を使ったフランス郷土料理はビストロ料理ながらエレガントで繊細な味わいで、満足度は高いです。
ワインは旧世界、新世界に限定せず、リーズナブルな価格帯が揃っていますが、コストパフォーマンスは良さそうです。この日は、ちょっと甘さがあるプロセッコ。続いてオーストラリア、サウス・ウェールズ州、Richlandのシラーズ。かなり濃厚で複雑な味わいでした。
ドゥニ・ドゥブルデュー教授の所有するGraveのClos Floridene2004の赤はタニンが柔らかく、ほどよい熟成感で複雑な味わいがあります。グラスのレベルがもう少し高いといいのですが。
2階席はゆったりとしたテーブル席で、快適な環境でワイン会ができそうです。