恵比寿駅から徒歩数分のトスカーナ料理のレストラン「トスカネリア」。ランチは3000円のコースメニューもありますが、夜と同じグランドメニューからトスカーナ料理のアラカルトをいただきました。
アペリティフにトスカーナ産のスパークリングワインをグラスでいただきます。
まず、お通しの冷たいスープ、トマトのガスパッチョ。ズッキーニやセロリなど緑色野菜が入った、爽やかでスパイシーなスープです。
ワインはクラシック・タイプのキヤンティ・クラシコを注文。カーサ・エンマ・キャンティ・クラシコ2011(サンジョヴェーゼ 90%、カナイオーロ マルヴァジア)です。1本5000円台のワインが豊富にあります。酸味が豊かで、柔らかいタンニン、チェリーやフランボワーズのようなフレッシュな香り、爽やかな果実味があり、ブラック・オリーブのようなスパイシーさがあります。
生ハムとマンゴーとクリームチーズ。マンゴーが甘くジューシーで、チーズはほどよい塩加減でとてもクリーミー、優しい味わいでした。チーズは柔らかいので袋に入れて保存されているとのことでした。
ランプレドット、サルサヴェルデ(トスカーナ風グリーンソースの煮込み)。牛の第四胃袋(ギアラ)を煮込んだ料理。白ワインの爽やかな酸味が効いていて、さっぱりしたスープの、もつ煮込み風内臓料理です。
トリッパ(ハチノス)は定番のフィオレンティーナ(フィレンツェ風)。トマトで煮込んでチーズを乗せてオーブンで焼いたグラタン風の料理です。ランプレドットとは対照的にボリューム感があります。
サルシッチャ (豚肉の自家製ソーセージ)の炭火焼「エルバ・ミスタ」はいろいろな香草の香りが楽しめました。
パスタはシエナ伝統のパスタ「ピーチ」、フランス産鴨肉のモンタルチーノ風トマト煮込み。讃岐うどんのようなコシのある太麺のパスタです。
この店、ほかにもキアナ牛のTボーンステーキなどの本格的なトスカーナ料理のメニューがあり、土着品種などもあるトスカーナ産のワインとともに、イタリアのスローフードを満喫できます。