仕事納めも終わった12月最後の週末、長野市に小旅行に行ってきました。主目的は全日本フィギュアスケート選手権観戦です。
1時間40分で長野駅に到着しました。軽井沢で半数以上の乗客が下車しました。長野駅は来年の北陸新幹線開業に向けて工事中で、夜の弁当を購入しようと思った駅ビルの地下は閉鎖中です。仕方なく、ぐるりん号で県庁近くの宿泊先ホテル国際21へ直行。このホテル、5日前にbooking.comで何とか確保できたホテルです。年末の週末に加えて、全日本フィギュアの大イベントが重なったため、長野市内のホテルは1か月前から予約が殺到、満室状態でした。
まずはホテルに荷物を預けて、善光寺門前のそば店へ。ガイドブックに載っている大善、藤木庵はいずれも満席で待ち時間が長いため、門前の角の大型店の大丸へ。ここはすぐに着席できました。
さらしなと普通の蕎麦が選択できます。これはさらしなです。さほど違いはないですが、さらしなの方が滑らかで繊細です。しかし、包丁で切った麺は不揃いで手作り感があり、味わいも素朴です。天ぷらもやや普通ですが、地元で愛されているそば店なのでしょう。かなりの大規模な店で、昼時でも待たずに入れます。
フィギュアスケート会場で食べる夕食用に、善光寺の仲見世通りで長野のスローフードのおやきと信州味噌のすや亀善光寺店の焼き味噌おにぎりを購入。
善光寺参拝の後、東山魁夷館へ。絵の保護のため、2か月で展示が変わるそうです。季節がら冬の絵が多かったようです。4年前に訪れたザルツブルクの絵があり、風景が懐かしく思われました。静かにゆっくりと鑑賞できました。
全日本フィギュアスケート選手権は長野オリンピックの会場でもあったビッグハットで開催です。この日は女子シングル・ショートプログラムと男子シングル・フリーが行われました。それぞれ4時間ずつ、3時から11時過ぎまでの長時間の観戦です。この日は男女のシングル両方を観戦でき、今年は浅田真央選手が出場せず、羽生弓弦選手がオリンピック優勝ということもあり、一番人気があった日のようです。
女子は中学生を中心とした十代の選手が素晴らしいい演技を見せました。この日は、今年からシニアに参戦した本郷理華選手がトップに立ち、13歳の樋口新葉選手が素晴らしい演技を見せて3位に入りました。ほかにも10代前半の選手の演技が素晴らしく、順調に世代交代が進んでいる印象を持ちました。グランプリシリーズでは、女子はロシアの若手が圧倒的に強い印象でしたが、日本の女子の若手も期待が持てます。
男子は羽生弓弦選手は、昨年の全日本以来の演技を見ましたが、本当に素晴らしい演技でした。腹痛や体力的にもかなり厳しい状態であったようですが、強靭な精神力を感じさせます。小塚選手が久しぶりに完成された演技を見せたほか、2位になった宇野昌麿選手や山本草太選手などの若手が素晴らしく、女子同様今後が期待できます。
表彰式まで見終わり、タクシーには長蛇の列です。市内のホテルでないと最後までの観戦は不可能でした。