八戸ワイン産業創出プロジェクト

八戸市の南部、旧南郷村の八戸市南郷地区でワイン産業を創出するプロジェクトが進められています。この地域の主要産業であった葉たばこの生産は需要低迷で生産面積が大きく減少、地域経済に大きな影響を与えているため、これに代わる産業として、ワイン用ぶどうの栽培とワインの醸造により、基幹産業である農業の付加価値の向上を図ろうとするものです。

南郷地区の4月から10月の日照時間は約1300時間、降水量は750mm程度とワイン産地で有名な北海道余市町や長野県東御市に比較して同等又はそれ以上の条件であり、丘陵地の起伏に富んだ地勢や土壌もワイン用ぶどう栽培に適しているものと思われます。 

昨年11月にワイン特区に認定され、酒造免許の基準が2キロリットルに引き下げられています。

12月には試験醸造のワインによる八戸ワインテイスティングミーティングが開催されました。

また、八戸ワインの生産者2者の認定も行われました。

この日は(仮称)北東北ワイナリー株式会社のワイナリー予定地を視察しました。かなり広く、八戸市の市街地方面を望む丘にあります。レストランの併設などにより観光施設としても期待されます。

こちらはワイン用ぶどう栽培予定地です。斜面がかなりあるため棒仕立てによるとのことでした。

小石混じりの土壌は水はけがよさそうです。ぶどう栽培は、山梨県のワイナリーで勤務していた経験のある、地域おこし協力隊の安達さんが指導しています。

こちらは栽培農家のぶどう畑です。こちらは金属パイプを使った垣根仕立て、マスカットベリーAです。 雨除けは使わないそうです。

垣根仕立てのブラッククイーンです。 苗木の生産も行っています。ワイナリーが全国でオープンする中で、苗木の確保が厳しくなっています。これからは、苗木ビジネスも有望でしょう。

八戸市の中心市街地にワインバー兼ワインショップのオープンも予定されていて、中心市街地の活性化や観光振興にもワイン産業創出プロジェクトが貢献しそうです。ワイナリーが建設されるまでの間、岩手県野田村のワイナリーで醸造されるそうです。

過疎地域である八戸市南郷地区の活性化が期待されます。

 

 

 

 

ワイン醸造

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