奈良旅行初日の夕食は近鉄の新大宮駅に近い日本料理店「枯淡」です。ミシュラン一つ星のお店です。宿泊しているJR奈良駅隣接の日航奈良からは徒歩で20分程度かかります。
カウンターを予約しました。テーブル席、座敷とも満席でかなり忙しそう。お店の方とお話しできなかったのは残念でした。観光客はほとんどいないようでした。3人でお店を切り盛りしているのでかなり忙しそうです。
8000円のコース料理「ききょう」を注文。ワインはまずハーフボトルのアルガブランカ・クラレーザを注文(白ワインはこれだけでした。)。
【一品目】 八寸
盛り合わせです。紅葉をあしらった器、まだ11月なので秋の会席。タコの含め煮、柿の白和え、マグロの角煮などやや普通のお料理ですが、奈良といえば柿です。
【二品目】 お椀
【三品目】 お造り
ぶり、ヒラメ、しめ鯖、アオリイカ。山葵はおかみさんがその場ですりおろしていました。
日本酒を注文。無上盃純米吟醸と篠峰純米を。奈良の地酒が揃っています。
【四品目】 お凌ぎ
百合根といくら
【五品目】 焼物(魚料理)
ウツボの柚庵焼き。かなり珍しい一皿。つけ汁にコクと旨味があり、ウツボも柔らかくジューシーで、この日の一番の料理でした。
【六品目】
焚合せ
【七品目】 朴葉焼き
大和牛の朴葉焼き。きれいな肉は柔らかくジューシーです。【八品目】 ご飯
【九品目】 デザート
特に奈良県という土地を感じる料理は多くはなかったし、創作性も特に感じられなかったですが、調理レベルはそこそこのレベルで料理人の意欲を感じました。しかし、ミシュラン一つ星の和食としては少し違和感がありました。団体の宴会が入っていたようで、3人のスタッフはかなり忙しそうでした。カウンターのもかかわらず、ゆっくりお話ができなかったのが残念です。