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台北の大安區にあるレストラン。このあたりのエリアは台北のファインダイニングが集まっています。ミシュランの分類ではヨーロピアンコンテンポラリーに分類されていますが、アジアン・イノベーティブ的な要素もかなりあります。

アジアのベストレストラン50の7位。以前はアラカルトのみだったようですが、現在はコースのみです。18時スタートと20時30分スタートのディナー2回転。Tasting Menu(4-5 courses)」NT$2,680と、「Tasting Menu(8-10 courses)」NT$3,880の2つのコースがありますが、NT$3,880のコースは20時30分スタートのみで、事前に指定しないとNT$2,680のコースになります。予約は1か月前からネットで可能ですが、1か月前を過ぎても比較的予約しやすい方だと思います。

店内はかなりカジュアルな雰囲です。

メニューとカトラリーはテーブル引き出しに入っています。

ワインはペアリングをお願いしました。まずは日本でも飲まれているラウル・ぺレスの白ワイン、ラ・デル・ビボ2016、ブドウはドニャブランカとゴデージョです。

海老とヒカマ(豆薯・マメイモ)
食感も含めてさっぱり、すっきりとして味わい。あとから注いでいただいた、透明なトマトのスープがさわやかです。

鰹、プラム、昆布
3種類の油のソース。オリーブ油、コリアンダー油、ラー油が色鮮やかです。カルパチッチョに近い料理ですが、強い味わいの鰹に合わせたかなりボリューム感のあるソースは、ビジュアルと味わいが一体となった、クリエイティブで挑戦的な料理です。昆布の旨味がカツオとよく合います。


ワインは南仏の自然派赤ワイン。グルナッシュ100%、かなりロゼワインのように淡い色合いです。

天然酵母のパンに発酵バター。シェフの務めていた北欧nomaの影響でしょうか。

和牛タルタル、大根、卵黄
MUMEのシグニチュアディッシュの一皿ですが、コースとしては追加のSuplement NT$380、色鮮やかな和牛のタルタルです。黒米のクラッカーが載っていて、タルタルをのせて食べます。トロトロの卵黄のコンフィや大根の漬物がトッピングされています。様々な要素が織り成す複雑な味わいと食感です。

ルクフィッシュ(サバヒー)、
魚料理はサバヒーにアワビの入ったソース。サバヒーは燻蒸していて臭みがなく脂がのっていてやわらかく、エレガントな味わいです。ソースはコリアンダーオイルとアワビのソースで凝縮感のある複雑な味わいに下げています。台南いただいた郷土色あるサバヒーとは異なる料理の世界です。台湾やアジアの食文化をリスペクトしながら、高度に洗練させた一品。

ワインはスペイン・カタルーニャの自然派ワイン、ラウレアノ・セレス・モンタギュ(メンダール) / アベウラドル・アンフォラ・ドス。マカベオです。


台湾産ホワイトアスパラの千切りがトッピングされた厚切りの牛タンと三種のキノコ、シイタケ、シメジ、ナメコのソースです。酸味のあるうまみのあるソースです。牛タンはかなりボリュームがあります。

ワインはバロッサ・バレーの自然派ワイン、ムールヴェードルです。

パイナップル、ココナツ、マンゴー

デザートは液体窒素を使用して瞬間凍結したココナッツミルクのアイスでした。さっぱりクリーミーです。

アジアをリスペクトした北欧風フレンチのクリエイティブな料理です。短いコースのためか他の有名店に比べるとインパクトが少し薄いようです。20時30分スタートでは事前に選択可能なtasting Menu(8-10 courses)」NT$3,880が良かったのかもしれません。ただ、台湾食材のサバヒーは秀逸でした。ややBGMの音が大きく、会話や料理の説明が聞き取れないのが残念でした。

 

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