フランス篇――その4 ブルゴーニュ②
ホテル ル・セップの部屋のテラス。中庭にはテーブルが並べられ、朝食をとることができる。
この日の朝食は近くのカフェのコーヒーで簡単に済ませる。
ワイン市場は残念ながらまだ開いていない。
朝から開いている惣菜店もある。
この日はコート・ドゥ・ニュイ方面のワインツアーに出発。
ボーヌの町を出ると早くも目の前には一面にブドウ畑が広がっている。
北上すると間もなくコルトンの丘。
コート・ド・ニュイのエリアにはいると、間もなくニュイ・サン・ジョルジュの町。かなり大きな町だ。
ジュブレ・シャンベルタンの町へ。
ジュブレ・シャンベルタンの村の小学校。
Les Portes de Saint Vincent – Gevrey-Chambertin
旧市街への入り口の門。2000年の収穫祭に製作された鶏などの精巧な4枚の金属パネル、12のテーマの透かし彫りが見られる。
花が至る所に飾られ美しいジュブレの街並。
一軒目に訪れたのは、フィリップ・ルクレールのドメーヌ。
100%新樽を使い、力強いワインを造る生産者である。
地下の広大なシャトーには古いヴィンテージのワインが眠っている。このドメーヌは長期熟成型のワインをつくる方針であるため、カーヴに長い間瓶を貯蔵し、十分に熟成させてから出荷する。カーヴの奥には熟成中の樽も見える。
AC格のボン・バトンとジュブレ・シャンベルタンの村名格、プルミエ・クリュ2種類、シャンボール・ミュジニーを試飲。
隣のジェラール・ギヴィにもちょっと寄る。
観光案内所もある。
ジュブレ・シャンベルタンの畑。グラン・クリュのクロ・ド・ベーズの畑。
モレ・サンドニのクロ・ド・タール。
シャンボール・ミュジニーのジョルジュ・ルーミエのドメーヌ。
ヴージョのベルターニャのドメーヌを訪れる。
ブドウを選果、除梗中だ。
新樽で静かに熟成中のワイン。
Vougeot Les Crasの入っている樽。
ラベリングの機械などが並ぶドメーヌ内のボトリング工場。
テイスティングは赤はコルトン(グランクリュ)、ニュサンジョルジュ、ヴォーヌロマネ、ヴージョのプルミエクリュと豪華。
ブージョ・プルミエクリュ・レクラのブランも試飲。
昼食はフラゲ・エシェゾー村のレストラン「シモン」Restaurant Simon
アミューズはここも野菜料理で、日本でもポピュラーになりつつあるアボカドのムース。
グリーンサラダ。
メインの魚料理はタラのポワレ、レモンバターソース。
本日のデザート。
時間調整で、ヴージョにあるシャトー・ホテルのシャトー・ド・ジリーを訪れる。ホテルとレストランが併設されている。観光的には魅力的なところだ。このようなところにも、一度と宿泊してみたい。
クロ・ド・ブージョとミュジニーの境界へ。ル・シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョが近い。
手前がミュジニーで石垣の向こう側がクロ・ド・ブージョ、さらにはるか南の丘はエシェゾー。
反対の山側を見ると、ヴォギュエのミュジニーが広がる。
手前がプチ・ヴージョ、石垣の向こうが広大なグランクリュのクロ・ド・ブージョ。
道路の上の斜面がミュジニーで下がプチ・ブージョ。かなりの段差があり、テロワールがかなり異なるのが納得できる。
樹齢の若い棒仕立ての葡萄の木。石灰の小石が多く見られる。
クロ・ド・ブージョのレオンス・ボッケLéonce Bocquetの立派なモニュメント。今ではクレマンで名前を聞く程度のドメーヌだ。
栄光の3日間の晩さん会が開かれるル・シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ。シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利酒騎士団)の本部にもなっている。
上のブドウ畑に戻って、ミュジニーのトップ生産者、ヴォギュエの所有するグランクリュ、ミュジニーの西側へ。上から見下ろす。
さらに、よく見るとミュジニーの白に使うシャルドネの畑を発見。シャルドネ独特の丸い小さな葉っぱ、まだ房を付けている。これは貴重な写真になった。
ワインの聖地、ロマネ・コンティの畑。次から次へと観光客が記念写真を撮っている。台座には共同経営者のルロワの文字が見られる。
ラ・グランド・リュ。ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュのモノポール・
DRCの醸造所。
ラ・ターシュの畑。
クロ・デ・レアの畑の立派な門。ミシェル・グロのモノポール。
ヴォーヌ・ロマネのダニエル・リオンのドメーヌを訪れる。
樽を洗っている。カーヴの新樽で熟成しているところ。
ボーヌに戻って、再びオスピス・ド・ボーヌのオークションが行われる多目的ホールの前へ。
ル・セップの鍵、210号室。GEVREY。
夕食前にボーヌの町を散策することにした。相変わらず、人通りが多い。
シャルキュトリー(charcuterie)とは、 ハム、ソーセージ、テリーヌなどのデリカテッセン。
商店街から外れると人通りの少ない地味な路地が続く。
城門の内側の改築中の家(たぶんマンション)。
城門から外に出て、公園通り(Av.du Parc)を堀に沿って歩くとブゼズ公園 Parc de la Bouzaizeにたどり着く。1893-94年に建設されたこの公園の銘板には、当時の市長だったブシャール家5代目の当主、ポール・ブシャールの名前を見ることができる。
公園の外にはブドウ畑が広がっている。
公園にはたくさんの鴨と一羽の白鳥がいる。
夕暮れの中を市内に戻る。
市内の中心に近いが、ちょっとわかりにくいところにあるレストラン、マ・キュイジーヌ。
ここの分厚いワインリストには膨大なブルゴーニュワインが並んでいる。
ソムリエのマダムがいる大衆的な雰囲気の店。メニューは壁の黒板に書いてある。
セットメニューもあるが、ここではアラカルトでブルゴーニュの代表的な郷土料理、ジャンボン・ペルシエ14€とエスカルゴ・ブルギニヨン(12個)14€をまず選ぶ。
さらに、鳩のロティ35€と公園で実物を見たばかりの鴨胸肉のロティ20€。濃厚な肉汁がたっぷりかけられ、こってりとして、伝統的なフランス料理の味わいである。
ワインは昼にドメーヌの前を通ったジョルジュ・ルーミエのシャンボール・ミュジニー 1er レ・クラ 2007 128€。まだ熟成途上だが、時間がたつにつれて、味わいが深くなる。
階段にはDRCなど銘醸ワインの空き瓶がずらりと並んでいる。
外に出るとライトアップされたオテル・デューの壁面を使って、投影と音楽よるファンタジーが上演されていた。幻想的な世界を味わうことができて、予定外の収穫だ。
夜の土産物店のショーウィンドウ。
ル・セップの他の部屋にはこのような名前が付けられていた。
部屋のなかには部屋の名前の解説が掲げられている。