特急あずさで新宿から2時間半余り、塩尻の駅を降りると至る所にワイナリーの看板があります。
まずは観光案内所へ。地図などを入手し、五一ワインの林農園と井筒ワインが道路に向い合せにあるということでした。駅から2キロあり、距離的には歩いていけない距離ではありませんが、地域振興バスという100円で乗れるバスがまもなく出るということで、このバスに乗りました。いわゆるコミュニティバスですが、中心市街地循環線の西廻りがワイナリー前に止まります。
バスは市役所や商業施設などの市街地をまわってから郊外へ向かい、15分ほどで桔梗が原のワイナリー前に到着しました。
まず、林農園へ。塩尻メルローの老舗。歴史のあるワイナリーです。ワイナリーではいろいろなワインが試飲できます。路線バスで駅から簡単に行けるワイナリーは貴重です。こちらでしか飲めないプラベートリザーの2012年が優良ヴィンテージだけあって、メルロー、シャルドネとも柔らかい味わいでレベルの高いものを感じ、購入しました。
ぶどう畑の地図をもらって、畑に出ました。畑は自由に見ることができます。畑の区画ごとに看板が出ていて、解説があり、勉強になります。
まだ、発芽前なので、ブドウの違いはよくわかりませんが、全体に樹齢の高いものが多いようです。メルロー、シャルドネ、カベルネ、ソーヴィニオン・ブラン、ピノ・ノワール、シラーなど国際品種を積極的に植えています。仕立ては、ほとんどスマート方式という北方向に枝を誘導するを誘導する独特の棚仕立てに垣根仕立ての良さを加えて方式です。一部垣根仕立ての栽培も行われていました。
次に道路を隔てて向かいの井筒ワインに行きました。こちらでは自由にワインを試飲できます。試飲アイテムはリーズナブルな価格の軽いワインが中心でした。
帰りは徒歩で塩尻駅まで戻りました。途中、そば屋しみずで昼食を。
民家を改造した店で座敷にテーブルが並んでいます。更科、挽きぐるみ、田舎の盛合せの高ぼっちを注文。信州では珍しい細く打った繊細な味わいの蕎麦です。田舎がコシがあり香りも楽しめました。