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9月に訪れたシンガポールの2日目の昼食は、マリーナ地区にあるマンダリン・オリエンタル・シンガポールのカフェMELTです。

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世界の料理を味わうことができるTHE WORLD CAFEというテーマのレストランで、地元のシンガポール料理が評判のようです。
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マンダリン・オリエンタル共通のダーク・ブラウン系のアジア的雰囲気が濃厚なロビーから、2階のカフェに向かいます。ここはややカジュアルな雰囲気の明るいダイニングです。

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メニューの中から、おすすめマークのついたハイナン・チキンライス(海南鶏飯)とナシゴレンを選びます。スタッフからはビュフェの方が安くておすすめだと言われたのですが、迷わずにこちらを注文しました。

まず、海老せんべいの盛り合わせが出されます。日本でもスナック菓子としておなじみですが、いろいろな種類の海老せんべいがありました。どれも海老の風味が豊かに感じられます。

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チキンライスのチキン胸肉はシャキシャキ感がある空心菜の炒め物とともに盛りつけられ、醤油風味の甘いたれとパクチーがトッピングされています。チキンはピュアな旨味が凝縮した肉汁が豊富で、パサパサ感のないなめらかな繊維ととも、エレガントな食感と味わいで、今まで食べた中で最高レベルのチキンです。調理技術の高さが感じられます。キュウリとトマトが添えられています。

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鶏ガラの出汁で炊いたライスには、薬味の香草がまぶされて、エスニック色豊かな複雑な風味で、これだけでも十分に味わいが楽しめます。

あわせて出されたスープは豆腐とクコの実のチキン風味のスープ。出汁の濃厚さと薬膳的なスパイスの風味が素晴らしく、最高レベルのスープがチキンライスに合います。

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さらにすばらしい皿が、ナシゴレンです。サテーが4本、鶏の唐揚げ、ソフトシェルクラブの唐揚げが付いてきて、これだけで一つのコースのようです。ナシゴレンは絶妙な甘辛い味付け。魚介系の出汁の味わいもあります。目玉焼きとパクチーがトッピング。

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付け合わせが、それぞれの料理として主張しています。サテーはピーナッツ風味の甘辛いタレが付いています。ジューシーでボリューム感のある鶏肉に対して、こってりとコクのあるピーナッツソースの深い味わいがバランスを保っています。日本に多い貧相な固いサテーのイメージとは全く異なります。鶏唐揚げも、ジューシーでスパイシー、ほどよい量もエレガントです。ソフトシェルは甲殻類独特の香ばしさと食感が魅力的です。

ワインはニュージーランド産のソーヴィニオン・ブランとオーストラリア産のシャルドネをいただきました。シンガポールは距離が近いこともあって、グラスワインはニュージーランドとオーストラリアが圧倒的に多いようです。

このMELTというカフェ、カフェのイメージとは異次元の、日本では考えられないような完成度の高いエスニック料理を食べさせてくれます。ホーカーズもいいですが、シンガポールでは、日本では味わえない一流ホテルのプレミアレベルのアジア料理をぜひ味わうべきでしょう。

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