恵比寿駅前から駒沢通りを広尾方面行くと左側、かなり駅に近い便利な場所にあるタイ料理のレストランです。隣りもタイ料理レストランのCOCI、間違わないように。
土曜日に伺いましたが、ランチタイムはビュッフェメニューが中心のようです。アラカルトもできるということなので、こちらをお願いすると奥のテーブルに案内いただきました。タイ料理店としてはモダンなインテリのおしゃれな店です。
タイ東北部「イサーン地方」の料理を得意とすることですが、アラカルトメニューは代表的なタイ料理が一通りそろっています。
イサーン地方の料理はメニューに「イサーン」と記されています。トウガラシ表記の辛さレベルは2だったのですが、可能だということなので、辛くなくしてもらいました。そのひとつ、タイ料理の定番である青パパイアのサラダ「ソムタム」オーダー。
細切りの青パパイヤはシャキシャキとしたしっかりとした歯ごたえの食感が心地よく、タマリンドのフレッシュな酸味、ナンプラーの旨味、干しエビの旨味がうまく混じり合って繊細な味わいです。キャベツ、キュウリ、ピーナッツがついています。この店、辛さは比較的マイルドなので、生唐辛子の辛味が効いたほうが味が引き締まって良かったかと思われます。
カオソイは小さめの丼で出され、量は少なく、揚げ麺も細い面を使っています。味わいはほど良い濃厚さで、上品な味わいです。パクチーはかなり量は多く、辛さもマイルドです。具材は、白玉葱、紫玉葱、パクチー、鶏肉。鶏肉は柔らかく煮込まれています。
プーパッポンカレーはソフトシェルが絶品です。あらかじめ香辛料の入ったたれ漬け込んであって、蟹の味わいを引き出しており、香ばしくカリッとした食感と甲殻類独特の香りがマッチして秀逸です。カレーはココナツは控えめで、蟹を主役にした上品な味わいです。蟹のうま味がダイレクトに感じられます。蟹の炒め物として最高レベルかと思われます。
この店、全体に量が少な目で、味わいはエレガント。ワインにも良く合いそうなタイ料理です。