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大阪の街と食(その1)昭和町、北船場、FOOD SONIC

昭和町
大阪市阿倍野の昭和町を訪れました。丸順不動産の小山隆輝氏が手掛ける古民家やビルの再生により、まちづくりが進んでいます。寺西家阿部野長屋は昭和7年地区の登録文化財の四軒長屋を改修したもので、小山氏のリーシングにより4軒の飲食店が入っています。



向いには同じく登録文化財の寺西家町屋があります。


この近くの地下鉄昭和町駅のそばには寺西家阿倍野長屋と同じオーナーが所有する昭南ビルがあり、こちらも小山氏らが手掛けたもので、1階にはミスドが従来から入居いていますが、2階・3階にはバー、アトリエ、アロマテラピー、ステンドグラス教室などのおしゃれなテナントが入居しています。


また、少し離れたところには長屋を再生した金魚カフェもあります。

古い建物を取り壊すのではなく、建物の良さを残して再生し、新しい価値を創るにより、事業収支が確保できるだけでなく、地域全体の価値を高めることを昭和町の取り組みは証明しています。

毎年4月29日の昭和の日には、昭和町駅周辺の桃ヶ池公園などで「どっぷり、昭和町」というイベントが開催されています。平成最後の昭和の日、ライブステージやマーケット、屋台などで昭和町は盛り上げあっているようです。

北船場エリア
大阪市の淀屋橋の南側のエリアを散策しました。地下鉄御堂筋線の上は淀屋橋odona、この辺りでは貴重な30のおしゃれなショップとレストランがあります。東京の日本橋ではエリア全体の多くが三井不動産のでビルすが、住友村のこのあたりでは三井不動産の数少ないビルです。

御堂筋の西側は淀屋橋WESTというプロジェクトのもとにリノベーションによる都市再生が進んでいるエリアです。歴史的建造物として大正15年に第一期竣工の住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)や大正13年竣工の会員制である大阪倶楽部もあります。

御堂筋の東側に行くと国の重要文化財に指定されている明治34年築の大阪市立愛珠幼稚園の建物があります。


このあたり飲食店もかなりあり、休日でも外国人を含む観光客がかなり見受けられます。

土佐堀通りに面したビルの正面から入った店舗の土佐堀側はテラスとなっています。北浜地域のテナントや建物オーナー、NPO、住民などで構成される北浜水辺協議会が実施している北浜テラスというプロジェクトです。カジュアルダイニングカフェ & ISLANDもその川床店舗の一つで、若者たちでにぎわっていました。

北浜ゲイトビル8階のHUDSON STREET 1947は中央公会堂と土佐堀川を眼下に望む会員制スペース、コミュニティスペースとしていろいろと利用できそうです。この日は日曜日で、残念ながらビルには鍵がかかっていました。

キタとミナミの間に位置する北船場エリア、5月25日には街バルイベントの北船場茶論も開催されます。まちづくりのプロジェクトがイノベーティブです。

FOOD SONIC
大阪の中之島のリーガロイヤルの隣の特設会場で行われている「「FOOD SONIC 2019 in 中之島」に行って来ました。どこにでもあるフードフェスとは違い、食の都大阪を代表する店が揃っています。ほとんどの店が食べログ3.5以上と思われる名店です。しかも、東京でよくあるフードフェスとは異なり、一部で行列ができていますが、長時間待つことはなく、テーブルも空きスペースがあるなど、快適な環境で絶品料理を楽しむことができます。

あえて難を言えば、入場料はICカードを使うと50円オフでしたが、ショップではキャッシュのみでした。あとは、サントリービールが特別協賛ですが、飲み物の種類が少ないことくらいです。

料理で素晴らしかったのは一碗水(イーワンスイ)の羊ロース肉と香菜の北京龍鉄板焼きとチャーハン。スパイシーでジューシーな羊肉とオリエンタルスパイスが効いたチャーハンは、従来の中華料理の概念を超えた経験のないエスニックな味わいでした。大阪を代表する中華料理店の実力です。

ほかに、ミシュラン2つ星、祗園にしかわのフォアグラカツのプレミアム重、中華料理のChiーFuのプレミアムXO醤を使ったゴマを練り込んだ生パスタは食の領域を超えた創作性の高い逸品です。

  フードフェスにもかかわらず、アレルギー表示も徹底しています。

中華食堂熊猫見軒の麻婆豆腐、創作料理のGenji(源氏)のトリュフ入り焼き小龍包、タイ料理スウィートバジルの天使エビのパッタイ、福島のあじ平の焼きフグ、いずれもクリエイティブな名品でした。


食フェスでも逸品揃い、大阪の食レベルの高さを実感したひと時でした。

このイベント、夏にかけて全国展開するとのことです。楽しみです。

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