スペイン、サン・セバスチャンの3日目は、ルイス・イリサール料理学校を午後訪問する予定なので、午前中はまず、2日目に断念したコンチャ湾の西側の岬にある山、モンテ・イゲルドに行くことにしました。ケーブルカーで登ることが出来ますが、11時から動き出すということなので、この日はタクシーで直接山頂に向かいました。
ただ、ホテルによると、この日はストライキの日なので動かない可能性もあるとのことでした。この山の頂上にはホテルメルキューレ モンテ イゲルドMercure Monte Igueldoがあり、ホテルに宿泊していなくてもラウンジで朝食をとることができました。眼下の大西洋を眺めながらの朝食です。宿泊しているホテル、アストリア7よりはるかに快適な環境の中で、ジュース、菓子パン、コーヒーの付く朝食をいただきました。さすがに4ツ星ホテルのパンは本格的な味です。安いし、ここのラウンジの朝食はお勧めです。
ホテルを出て山頂の展望台に登ると、コンチャ湾のビーチと旧市街、コンチャ湾の反対側の山、モンテ・ウルグルなどが見渡すことができます。コンチャ湾が輝いています。
そうしているうちに、ストもなく、ケーブルカーが動き出す時間になりました。赤いレトロな車両です。もう一組の観光客と一緒に乗って下山しました。わざか3分であっけなく麓に到着。
時間があったので、コンチャ湾を旧市街まで海岸に沿って歩いて行くことにしました。モンテ・イゲルド周辺は高級住宅地でテニスコートもあります。
ビーチにはかなりの観光客が出ていて、海に入っている人もいます。
美しく、おだやかな海岸です。
海岸の上はプロムナードになっていて、観光客や地元の人々が散歩を楽しんでいます。
途中にはカフェもあります。モンテ・ウルグルもようやく近くなってきました。
旧市街に近づくにつれて、人が増えてきました。
9月下旬だというのに海水浴をしている人もいます。
前日に通った市役所の辺りまで戻ってきました。本当にストライキをやっています。
赤旗を掲げたデモ隊を前にリーダーが演説をしていました。
スリオラ橋の上をデモ隊が歩いていきます。
サン・セバスチャン映画祭の開催されているクルサール・センターのレッドカーペットの上にもデモ隊がビラを撒いていきます。
一方、センターの前には大きな観光看板が掲げられ、イベント関係者も多数集まっていて不思議な光景でした。
旧市街では銀行も有名な土産物店のSASKI-NASKIも閉まっていました。観光案内所TURISMOはかろうじて開いていました。午後から徐々に店は開いてくるとのことでしたが、昼食はホテルでとるしかないとのことでした。
バル街やラ・ブレチャ市場もストライキ中。
マクドナルドもストライキ中というのは日本では考えられないことです。
ストライキ中ですが、観光客はかなり歩いています。
予定通りルイス・イリサール料理学校の訪問を終えて、一旦ホテルへ戻りました。何とアルフレッド・ヒッチコック監督が食堂の看板写真の前に座っていました。
次の目的地ビルバオに行く、ホテル近くのバスターミナルへ向かいます。ホテルによるとバスは動いているということでしたが、ビルバオ行のバスを運行するPESAのチケット売り場も閉鎖中、ビルバオ行のバスは定刻になっても来ません。PESAはサン・セバスチャンとビルバオの路線をメインの路線とする地元のバス会社です。