九段の番町寄り、二松学舎の近く2月にオープンした四川料理の店。坦々麺と麻婆豆腐の専門店だそうだが、他のメニューもある。
早速、麻婆豆腐ご飯セットのチケットを券売機で購入。普通の中華料理店で券売機を置いているのは珍しい。しかも、1万円札でもおつりが出る。
麻婆豆腐はかなり量が多い。しかし多いのがソースで、豆腐と挽肉は普通の量。豆腐は比較的しっかりした硬さで、カットしたままの原形を保っているものが多い。
ソースには数種類の豆板醤をブレンドしているとのこと。隠し味的に八丁味噌が使われているとのことだが、大豆のボリューム感ある味わいには、旨味もあり、飽きの来ない複雑性が感じられる。挽肉は粗挽きで味がしっかりと付いている。粉末の花椒が惜しげなくかっていて、香りと痺れがしっかり来る。
乾燥した四川唐辛子がまるごと、ごろごろ入っていて、抽出した辛味成分がソースに溶け込んでいるため、乾燥した鮮烈な辛さが特徴的。オレンジ色はしていないが、かなり辛味が効いてきて、汗が吹き出してくる。
スープは良くある卵とワカメのスープ。味はまあまあだが、少し冷めていた。
ザーサイに唐辛子がかかっているが辛くはない。
スパイシーな本格的四川料理だが、陳麻婆豆腐のような激烈な辛さはなく、香り豊かなスパイシーな料理は評価できる。
坦々麺などの他の料理も試してみたい。
逸品坊
昼総合点★★★☆☆ 3.6