地下鉄南北線六本木一丁目の駅直結のアークヒルズ サウスタワーに商業ゾーン「アークキッチン」が1月にオープンしました。
1階には、西麻布で注目されているスペイン料理レストラン「フェルミンチョ」の姉妹店、「ルミンチョ・ボカFERMiNTXO BOCA」がオープン。ボカディージョ(スペイン風バケットサンド)をいただきました。店内で焼き上げたサクサクのパンに、様々なスペイン料理の具材が入っています。ボカの一つ「カンタブリア」はアンチョビとクリームチーズ、レタス、トマトが絶妙な取り合わせ。テイクアウトもできます。石川県の食材を中心とした料理にスペインワインを合わせて、バルとして楽しむこともできます。
地下1階は地下鉄南北線六本木一丁目駅直結した職住近接型フード・モールです。
キーテナントは自然派食品を扱うスーパー、羽村に本店のある福島屋の店舗です。ここは生鮮や惣菜など高感度の食品を扱い、地域密着型の料理講座などのイベントなども開催する注目の食品スーパーです。
コーヒーショップとワインショップも併設されていますが、ワインショップはワイン関係者の誰もが知っている虎ノ門のワインショップ、カーヴ・ド・リラックスが運営しています。日本ワインの希少品、ドメーヌ・タカヒコやブルゴーニュの人気の高いフーリエなど、本店では数量限定、行列必至のアイテムがさりげなくありました。
シャトー・メルシャン・トーキョー・ゲスト・バルはシャトー・メルシャン直営のワイン・バー。ランチタイムのセットにはグラスのワインが付きます。この日は、週替わりのランチ・メニューの一つ、塩麹サーモンのイタリア風海鮮どんぶりを。塩麹で漬けたサーモンと野菜がトッピングされたヘルシーなどんぶりで、ねばねばのメカブがトッピングされて、海鮮を感じます。ラタトゥイユも付いています。今日は仕事中なのでロゼのノンアルコールのスパークリングを選択。色合いがぴったりで、結構いけます。一度、夜にゆっくりシャトー・メルシャンを飲みたいものです。
炒飯専門市場童童は土鍋でチャーハンが出てくる店。日替わりのおすすめは、アサリとひじきの炒飯でした。石焼ビビンバのようでもありますが、オイスターソースのような甘辛く旨味のあるタレが付いていて、よく混ぜるとご飯全体に味が広がります。大豆も入っていて、卵と共に旨味がたっぷりです。ご飯の量が200、300、400gと選べるのが体に優しい。
笑壷は日本料理の家庭料理の店。近くにあったサラリーマン人気の店が移転開業したものです。ランチタイムは行列必至。メニューは笑壷定食と地鶏親子丼の2種類。定食は刺身、焼魚、煮物、味噌汁と小鉢を生玉子、大氏巻き玉子、おひたしなどから6品から2品選びます。この日の魚はサバ、サケ、アジ開きでした。この日のサバは焼き加減が良く脂もほど良くのっていました。刺身はマグロ、ハマチ、鯛、ネギトロでしたが、鯛が特に新鮮で生き生きして弾力性がありました。おひたしも繊維がシャキシャキとしていて美味しかったです。
「戸田亘のお好み焼 さんて寛」は大阪発老舗お好み焼「きじ」丸の内店の新しい店。何と天井にはコテ(テコ)のシャンデリアが。豚玉は表面がサクサク、中はふんわりとした食感のお好み焼きです。卓上の青海苔とコショウをしっかりかけて食べると香ばしく風味が深まります。ワインもかなり揃っているので、夜はバル感覚で楽しめそうです。
すし 京辰はランチタイムには1050円で握りや日替わりのちらしをいただくことができます。握りは7貫と巻きもの。マグロ、蒸し海老、帆立、鯵、烏賊、サーモンと白身、かっぱと鉄火巻き。赤酢の酢飯。小ぶりで上品な寿司は新鮮さというよりは熟成感と仕事が感じられる江戸前風で、シャリにネタが良く馴染んで一体感が感じられます。
ブリアンツァ (Brianza 6・1)は麻布十番のイタリアン、ラ・ブリアンツァの姉妹店です。ランチタイムはパスタランチやピザランチ、ラザニアランチがいずれも1000円とリーズナブル。本日のパスタを含め4種類のパスタのなかから、自家製サルシッチャとキャベツのアーリオオーリオを選びました。まず、自家製フォカッチャとサラダ、ミネストローネのセットが出される。パスタは少し時間がかかったが茹でたての熱々で、キャベツが新鮮。油やニンニクは控えめですが、しっかりと塩とコショウが効いていて、特に超あら挽きのサルシッチャはかなりスパイシー。食後の飲み物はカプチーノを。かわいいラテ・アートが楽しめます。飲み物はプラス300円でワインなどに変更可能です。
かなり情報発信のある感度の高いフード・グルメ系のショップを集めていて、一貫したコンセプトが感じられ、デベロッパーのテナントリーシングのレベルの高さを感じます。グラスでワインを飲める店が多く、夜はスペイン風にワインバルのハシゴも楽しめそうです。