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中国菜 膳楽房

神楽坂に昨年4月にオープンした中華料理店。坂の下の地下鉄駅出口の近く、通りから西に少し入ったところにあります。DSC00287

日替わりなど6種類あるランチメニューから夜のコースでも評判の里麺(リーメン)を選びました。DSC00288

クロレラ練り込みの細麺にチャーシュー、ザーサイ、長葱を醤油と胡麻油をベースにしたタレで和えたシンプルな麺料理です。麺は冷麺のように弾力性があり、つるつるした食感です。ザーサイによるのか、他の調味料によるのか発酵性のうま味が最後まで持続します。海苔と豆腐のとろみのあるスープは最初あっさりとした印象だったが、こちらもうっすらとうま味が持続します。大根、ニンジン、キュリ、ネギの漬物もほどよい味加減とうま味。グリーンの冷たいジャスミン茶はほどよい渋みもあって良い香りです。 DSC00289

カウンター内のオープンキッチンには日本人のシェフと台湾人の料理人。この日は男女1人ずつのフロアスタッフ。1階席はシンプルな店内ですが2階席もあるようで、貸切も可能なようです。

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日替わりランチは主菜と副菜が付きます。この日の主菜は野菜たくさん五目あんかけご飯。ご飯ものは珍しいようです。副菜の小皿は若鶏の唐揚げおろし玉葱ソース。ご飯に八宝菜のあんがかかったいわゆる中華丼で、鶏唐揚げとともに日本の中華料理の定番メニューです。ご飯の量はオーダー時に尋ねられ、少なめでお願いしましたが、ちょうど良い量でした。このような配慮は、ヘルシー指向の店のポリシーを感じるし、資源の無駄を減らすうえでも好感が持てます。 DSC00298DSC00295

あんかけご飯の具材は白菜、青菜、キクラゲ、豚肉、イカ、海老。かなり大きめにカットされ、上湯のような、うま味が凝縮したあんとともに、素材の食感を楽しめます。特に、ボリューム感のある豚肉、甘い白菜、香ばしいイカが秀逸でした。鶏肉はほどよい大きさのものが2個、カラッとジューシーに揚がっています。付け合わせの生野菜はサラダのようにバラエティがあって、おろし玉葱ソースがドレッシング替わりになります。スープは溶き卵スープ。これはまあ普通の出来。

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ランチの坦々麺。表面全体が胡麻のベージュ色とオレンジのラー油の色が覆っています。麺は黄色い縮れ麺の細麺。ラーメン店に良くあるタイプです。具材は挽肉、青梗菜、刻んだ白ネギの上に香ばしいピーナッツがトッピングされています。 DSC00359-2

スープはきめの細かい胡麻がクリーミーで香り豊か。こってり感や甘さがなくさらりとしたスープで、挽肉もあっさり控えめな味と量のため、胡麻と花椒の強い香りが引き立ち、舌の痺れ感が楽しめます。

全体に軽い味わいのなか、胡麻と花椒の繊細な香りが楽しめるエレガントな麺です。欲を言えば、もう少しスープに旨味とコクがほしいところです、これはこの店のスープに共通するように思われます。

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