神楽坂にある中華料理店、湖南料理の店です。外階段を上った2階にあります。階段の途中にメニュー写真があります。湖南料理はトウガラシを大量に使った辛い料理が多いようです。
赤を基調とした内装ですが、どちらかというと大衆的な雰囲気の店です。ランチタイムの席はかなり埋まっていますが、合席はなくテーブルに1人の客が多いようです。
ランチは750円のメニューが中心。一般の中華料理店のメニューもありますが、この店の看板料理の湖南料理のランチメニューも少しあります。
その一つの名物料理のよだれ鶏を注文しました。サラダはバイキング。といってもキャベツ、ニンジン、キュウリなどを刻んだサラダ1種類だけです。ドレッシングはフレンチと醤油を選べます。辛い料理が多いだけにサラダ食べ放題はありがたいところでしょう。
よだれ鶏は蒸した鶏肉に辣油ベースのソースがかかっています。鶏肉はしっとり柔らかく、味はスープのような旨味が凝縮されていて、これだけでも美味しく味わえます。ソースの自家製辣油には13種類のスパイスがブレンドされているそうで、五香粉のよううな八角やシナモンの香りがスパイシーです。甘みとともに酸味がありますが、辛味が支配的で、最初、鶏にソースが軽くかけられているため、さほど気にならなかったのですが、しだいに辛さが感じられるようになり、額に汗がにじんできます。
鶏にはピーナッツ、胡麻、刻みネギがトッピングされています。下の方には細く刻んだキュウリが敷かれ、こちらはしっかりと辣油ソースがしみ込んでいます。
スープは良くある溶き卵、豆腐、ニンジン、シイタケのスープで、ちょっととろみが付いていますが、大衆中華料理店で良くあるように、味が薄めで、ぴりっとしていない甘いスープです。
杏仁豆腐も一時期良くあった、味の薄い、ゼラチン質の缶詰のようなものでした。
料理のレベルが本格的なので、750円という価格から考えると満足のいくものです。サービスレベルもまずまず。1時からは何とランチメニューが600円になります。
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