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有田と波佐見の陶器市に見る伝統産業の今後 ①波佐見焼

  • 2016年5月22日
  • 2016年5月24日
  • グルメ
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ゴールデンウィークに毎年開催されている有田の陶器市。南側に隣接する長崎県の波佐見町でも陶器市が開催されています。

一日目はまず波佐見の陶器市に行きました。DSC06747

波佐見陶器祭りのメイン会場は波佐見町の中心部にあるやきもの公園。電車の通っていない波佐見町では、車による来場者のため広い駐車場が用意されています。

その前に白山陶器の会場に行きました。白山陶器はメイン会場から離れた本社に近い会場で陶器市を開催しています。

波佐見焼を代表する窯元で東京でも青山に常設のショップがあります。

白山陶器は突出して人気があり、規模も大きいため、陶器まつりのメイン会場ではなく、独自に会場を設けて販売しています。DSC06730 DSC06733 DSC06734

B会場とC会場の二つがあるが、メインは「B会場」。白山陶器の本社の近くにある倉庫で開催されています。DSC06735

本社ショールームの駐車場に車を留めましたが、会場のすぐ横の臨時駐車場が空いていました。

会場内部は撮影禁止です。大変な人出です。B級品のアウトレットが会場いっぱいに並べられていました。4割引きは魅的ですが、しかし、やはりA級品を購入したいところです。

和食にも洋食にも合う洗練されたデザインが白山陶器の特徴ですが、波佐見焼の全体に波及しています。白山陶器

やきもの公園が波佐見陶器市のメイン会場です。波佐見の主な窯元や陶器商社を一か所で見ることができるため効率的です。DSC06737

 

アイユー・デジマグラフの「キリトル」シリーズは(有)アイユーさんのオリジナル商品。長崎のデザイナーdejimagraphによる先進的デザインです。

DSC06743 DSC06744翔芳窯は手描きの窯元。紺色のやや洋風のデザインはサンフラワー・ブルーペタルなど、スペインやポルトガルなどラテン風のデザインでもあるため、パスタや欧風料理など幅広い料理にマリアージュ可能です。DSC06752 DSC06753 DSC06754
翔芳窯

食器文化に新たなevolution (進化) とtraditional (伝統)をというコンセプトの株式会社浜陶の新ブランド、「evotraエボトラ」。商社企画商品です。DSC06756 DSC07846
http://item.rakuten.co.jp/markshop/c/0000001974/
evotra


峰雪窯。伝統工芸士田村照利さんの造るカジュアルな皿。精細な絵付けのされた伝統的な器はかなり高価ですが、シンプルなデザインの器はモダンで日本的味わいがあり、価格的にも日常使いとして手が届くところです。DSC07853

敏彩窯の藍花湯呑。有田で売っていましたが波佐見焼の窯元、小林晴敏さんの作品です。DSC07852

少なくとも日常使いの器に関するかぎり、購入意欲が起きるのは有田よりも波佐見になります。旧来の歴史があるためか、モダンなデザインの改革に有田は踏み切れないようです。ネットでも波佐見焼は面白いです。

しかし、割合としては少ないのですが、有田焼でも新しいデザイン性に優れたものが出てきています。


 

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