阿佐ヶ谷駅南口です。
阿佐ヶ谷駅南口は駅前広場から杉並区役所方向に中杉通りの美しい欅並木が続いています。そこから斜めに入ったアーケードの商店街が阿佐ヶ谷パールセンター（旧権現みち）です。青梅街道まで800メートルの商店街が続いています。8月の七夕祭りやハロウィンの仮想、阿佐谷ジャズストリートなどが開催されることでも有名です。 
阿佐ヶ谷駅南口から東側に入った通りの阿佐ヶ谷新進会商店街。狭い通りですが、かなり凝った街灯の装飾、飲食店が多くかなりにぎやかです。
阿佐ヶ谷駅に近いところは全国チェーンを中心とした飲食店が多いですが、中央付近はピーコックなどのスーパーや生鮮、食品、惣菜店が集まり、日常使いに便利な商店街です。空き店舗はほとんどなく、全体を通してむらのない平均的な人通りです。様々な業種が入っていてバランスも負いです。
乾物屋の老舗「松美園」は今年2月29日に閉店して、期間限定ショップの7Daysになっていました。
蒲重蒲鉾店は持ち帰りのおでんが人気です。
阿佐ヶ谷わがふるさと館は「地域連携型モデル商店街事業」として建設されたもので、イベントスペースなど、阿佐ヶ谷商店街振興組合が運営しています。この日は、ワンニャン写真展を開催していました。
稲毛屋は鰻店ですが、1階でテークアウトの焼き鳥も販売しています。
「小さなドイツ村」という店、雑貨を中心としたドイツ製の趣味の品が並んでいて、ドイツ文化に触れることができます。
ぶどうの木&鎌倉座、「銀のぶどう」「東京ばな奈」でも有名な「ぶどうの木」の店舗です。この店を運営してるグレープストーンという会社、食器事業も展開していて、この店はスイーツと鎌倉座の食器や雑貨、地下は調理用品という珍しい複合店となっています。
駅から離れても人の流れは減ることなく、むしろ増えているくらいです。ピーコックなどのスーパーや生鮮食料品店がこの辺りに集まっていることが、原因かと思われます。
青梅街道に近くなると、斜め左に向かって南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街が分岐します。その先はアーケードもなくなり、急に店の数が少なくなって、人通りもまばらです。
一方、斜め左に交差するすずらん通りは、すずらんの街灯とフラッグが美しいおしゃれな商店街、40年の歴史のある商店街のようですが、組合員50で空き店舗はなく活気があります。南側の街区に大規模なマンションができています。マンションオーナーとの粘り強い交渉の結果、商店街側のマンションの1階がすべて店舗となったため、新しく美しい店舗が連続した商店街が成り立っています。関係者の相当の努力があったのでしょう。東京のすずらん通りという名称の商店街が連合会を作って活動をしています。小さいながら輝く商店街です。 
この阿佐ヶ谷パールセンター、商店街の両端がJR阿佐ヶ谷駅と地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅という駅に挟まれ商店街であり、このような条件の良さが商店街の活況の原因と思われます。
南阿佐ヶ谷駅の上に杉並区役所があります。区役所の前には速水史朗さんの『地の芽』という作品など彫像がいくつかあります。このほかにも区役所内にあるとのことで、文化的な雰囲気です。
区役所は地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅直結です。
区役所の向かいには竹八 阿佐谷本店があります。佐賀の粕漬けの竹八竹味真株式会社の店ですが、アンテナショップが都内にない佐賀県のアンテナショップの役割も担っていて、佐賀県の物産や観光パンフレットなどがあります。「アンテナショップフェスティバル 2014」にてグランプリを受賞した福岡精肉 デリカの佐賀牛カレーパンも売っています。甘い和牛の脂が感じられ、ほかのカレーパンが食べられなくなるくらいの味です。
中央線沿線にいえることですが、特に阿佐ヶ谷は若者文化やシニアの文化、劇場、アート、ジャズ、クラシックなど様々な文化が融合した街であり、魅力的です。
