青森空港への最終便で弘前へ。ホテルに着いたのが11時過ぎていましたが、食べログで評価の高い居酒屋わいわいへ。弘前駅に近い、駅前の近代的なホテルの脇から中心部を結ぶ遊歩道を歩いて、ちょっと横道を入ったところにあります。桜祭りの開催中ということもあってか、観光客と思われる客や地元の常連とも思われる客が、まだ数人店にいました。
まずはお通しの酢の物と酒。地元弘前の三浦酒造、豊盃純米吟醸。ほどよくフルーティーな香りと優しい味わいが料理に合います。
おすすめが壁のホワイトボードに書き出されています。すべて地元産で、海産物、特に日本海でとれた魚が多いようです。
貝づくし3種盛り。帆立、北寄、つぶ。こちらも新鮮で繊維が縦方向にしっかり入っていて、しかもジューシー。三陸産ほやは薄塩味の青森風。ちょっとしびれる苦みが酒に合います。
店おすすめの深浦産岩もずく酢の物。磯の香りとしこしことした新鮮な食感がなんともいえません。
嶽きみ天ぷら。ブランドである岩木山麓嶽地区産のとうもろこし「嶽きみ」の昨年産を冷凍保存したものの天ぷら。かき揚げではなく薄く削って板状の天ぷらにしています。香ばしい香りで、甘くてジューシー。これは素晴らしい、最高です！
この日は白身魚の刺身が充実。深浦、小泊のひらめ、すずき、そいの刺身がどれも旨そうで迷っていたら、3点盛りにしてくれました。どれも新鮮で弾力性があります。
津軽鶏天然塩串焼き。コクがあってジューシーな津軽鶏をうま味のある天然塩で味わいます。合わせるのが、メニューにはない希少な田酒山廃純米。ピュアで透明感のある田酒独特の味わいの中に山杯独特のコクが加わっています。
駅近くにありますが、チェーン店のような安い居酒屋ではありません。旬の地元食材と質の高い地酒が楽しめる大人の居酒屋です。
