旧市内のグランド・バイヨンヌ(大バイヨンヌ)地区へは公園の近くにある終点のPlace de Basquesというバス停で下車して向かいます(バイヨンヌ駅まで行くバスもあるようです。)。近くに観光案内所Office de tourisme de Bayonneがあるので地図などを手に入れて、旧市街に向かいます。
数分で旧市街の市街地です。ギャルリー・ラファイエットは中央に吹き抜けがあり、明るく近代的なデパートです。
この日は月曜日だったのですが、デパートやスーパーのモノプリなどは開いていますが、バスク地方は月曜定休日の店が多いためか、町は静かで、活気があるとはいえない様子ですが、それでも観光客はかなり歩いていました。
サント=マリー大聖堂はグランド・バオヨンヌの中心に位置し、バイヨンヌのランドマークです。
旧市街は他のバスクの都市と同じように、細い通りにバスク特有の格子柄の建物が見受けられます。
生ハム「ジャンボン・ド・バイヨンヌ」やソーセージとチョコレートで有名な町です。ただ、生ハムの店が市内に多く見られるというわけではありませんでした。
一方、チョコレートの店は市内随所に見られます。旧市街のグランバイヨンヌ地区のサント=マリー大聖堂の前のポンヌフ通りには3軒の店があります。
オレンジ色の包装紙で有名なパティスリー、ラ・メゾン・パリエLa Maison Pariesはビアリッツ、サン・ジャン・ド・リュスにも店があり、この店の名物は、「Mouchouムシュー」というオリジナルマカロンと「Kanougasカヌーガ」という菓子。もちろんガトーバスクやトゥーロンもあります。チョコレートのアソートは割安感があり、土産に買いました。
ダラナッツDARANATZは1890年創業の老舗。オーソドックスな板チョコやボンボン・ショコラとトゥーロンの店。高級そうなショ-ウィンドウ-はちょっと入りにくい雰囲気です。ショコラ・カズナーヴCHOCOLAT CAZENZVEもボンボン・ショコラ、カヌーガ、トゥーロン、板チョコがありますが、この店の名物はショコラ・ムスーChocolat mousseuxという泡立てたホット・チョコレート。店のサロン・ド・テで味わうことができます。ただし、12時から14時は昼休みのためクローズです。
市街の真ん中を流れるニーヴ川近くの市場の横にもチョコレートの店があります、ここPatisserie Lionel Raux(パティスリー リオネル・ロー)は、ケーキとチョコレートの店で、2階のサロン・ド・テで1階のケーキやピザを運んでもらって、飲み物とともに食べることができます。ピーマンやトマトなどの野菜と名物のソーセージやチーズなどを山のように盛られたピザは、バスクの郷土料理のピペラード風でジューシーな味わい。カレー・ピザもスパイシーでなかなかの味。飲み物はカフェ・オレに濃厚でビターなチョコレートGrandCruを入れてもらったのですが、本格的な大人の味です。
ニーヴ川の向こうはプチ・バイヨンヌ(小バイヨンヌ)というエリアがあります。バスク博物館があるほか、狭い通りにバスク料理などの飲食店が並んでいます。
ニーヴ川の両岸は古い建物や市場、レストランなどが立ち並び、バイヨンヌを代表する美しい景観を見ることができます。
市役所はアドゥール川にニーヴ川が合流する川岸にあり、向こう側(右岸)はサンテスプリというエリアで、SNCFの駅やラトリエ・デュ・ショコラやチョコレート博物館はこのエリアにあります。
ビーチがないため、他のバスクのリゾート都市のような派手さはないのですが、どこか歴史を感じさせる街です。