目黒と恵比寿の中間、JR山手線に近い住宅街の中、かなりわかりにくい場所にあるスープカレー店、住宅の1階を改造した店舗です。恵比寿駅からJR沿いに目黒方面に向かって、ガーデンプレイスの先あたりの場所です。
店内は満席で名前を書いて外で待ちます。、
スープカレーは「たっぷり野菜と熟成チキンのスープカレー」がおすすめとのことですが、スープカレー界の定番、「熟成チキンと野菜のスープカレー」を注文。辛さ2辛、スープの種類はオリジナル、ご飯は小盛(140g)で、50円オフ。札幌のスープカレーと同様にいろいろと選ぶことができます。
スープの外観は焦がしバジルなどのハーブ、赤いクコの実など薬膳系の香辛料がスープに浮いていて中華料理の薬膳風のニュアンスも混じった複雑な香りです。味わいはフォンドボー風、こってりボリューム感があり、欧風カレーのような甘さが感じられます。インドカレー系のスパイスや爽快な辛さもかなり感じられます。様々な要素が複雑に絡み合いながら、混然一体となった存在感のあるスープです。
スプーンは柄は木製ですが、先は樹脂製。フォークはなくすべての具材がスプーンで食べることが可能なように、調理されています。
野菜は種類によって調理法が違います。大根やニンジンなどの根菜はスープで煮込んであり、おでんのように柔らかです。ピーマン、パプリカは素揚げで、シャキシャキした食感。全体に食べやすいようにカットされいてます。
チキンレッグは黒酒に漬け込んだうえ、煮込んだとのこと。ぱさぱさ感がなく、ジューシーで、トロトロに煮込まれているため、スプーンで骨から身がきれいに離れます。
こちらは連れの選んだたっぷり野菜のスープカレー。ムング豆は珍しいです。
スープ、具材ともに完成度が高く、不便な場所ながら、行列ができていることも納得できます。東京では最高レベルのスープカレー店であり、札幌でもこのレベルのスープカレー店は多くはないでしょう。