インド料理店の激戦地、麹町に最近オープンしたインド料理店。名前はカフェだけど、ネパール人シェフのインド料理(ネパール料理?)の店です。私の事務所に近いということもあり、行ってみた。
ランチはカレー中心、1種類又は2種類のカレー選ぶシステムで、カレーは日替わり、チキン、海老、マトンの4種類にサラダと玄米とロティから選べる。
日替わりの茄子とチキンのカレーを選び、辛さは2番の普通の辛さを選択。インド料理店でカレーには、いつもはナンを選ばずライスにするが、全粒粉を使ったロティを選ぶことにした。
カレーはかなりフレッシュなスパイスやハーブが感じられる。コリアンダーとクミンのバランスが良く、ほんのり甘さとコクが感じられ、突出したスパイスや辛さがなく、全体がほどよくブレンドされたエレガントな味わいとなっている。
チキンの煮込み具合や茄子の食感も程よく、料理センスの良さを感じるカレーである。
ロティはしっとりと重量感のある緻密な食感で、パサパサしたパンに近いナンと全く異なり、どちらかと言えばクレープに近い。タイやマレーシアのロティに近いのはシェフがネパール出身であることに関係があるのかもしれない。
サラダはドレッシングがインド料理店で良くある甘いオーロラ・ドレッシングではなく、スパイスやハーブが練り込まれたグリーンの薬膳風のもので面白い。
日本人女性スタッフによるサービスも丁寧で、この界隈にあるエスニックな雰囲気のインド料理レストランとは一線を画し、洗練された雰囲気のインド風カフェ・レストランある。
2回目の訪問、今回はミックス豆カレーと玄米を注文する。
小さいレンズ豆やインゲン豆のような大きい豆など大小数種類の豆がミックスされた豆ベースのカレー。
豆がつぶれていないため食感が良く、玄米のシコシコした歯応えのある食感とも馴染む。
クミン、カルダモンなどがかなりフレッシュなスパイシーさで、ミディアムでも中辛程度のさわやかな辛さがある。やはりセンスの良さと調理レベルの高さを感じる。
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