イタリア旅行記
今年(2014年)の9月後半に訪れたイタリア旅行の記録をまとめました。ピエモンテとトスカーナのワイン産地と、アルプスに近いヴァレ・ダオスタ、地中海に面したリグーリア州のチンクエ・テッレ、日本人の団体旅行では決して行かない北西イタリアの土地を訪れました。
スマートフォンや予約システムにより、従来難しかったイタリアの田舎を巡る個人旅行が可能になりました。2度の交通のストライキに遭遇するなど、困難も大きかった旅ですが、大きなトラブルもなく、ほとんど予定通り日程をこなし、無事帰国することができました。イタリア人の優しさや人情味に触れ、人生を楽しむ彼らのライフスタイルに共感を覚えました。今後、今回行けなかったイタリアの他の地域も是非訪れてみたいと思います。
今回の旅の結論は、イタリアは都市よりも田舎が面白いということです。日本では人口減少に伴う地方消滅が話題になり、地方創生のための様々な議論がありますが、人口2000人程度の村でも賑わい活性化している地域がいくらでもあるのがイタリアです。
日本の地方を活性化する方法はここにあります。イタリアのように、スローフード、有機栽培農業や伝統作物など地域独自の食材による食の活性化、農家の宿泊施設によるアグリツーリスモ、伝統的景観を重視した地域づくりなど、イタリアには日本の地方再生で参考になることがたくさんあります。地方にミニ東京的な都市をつくるのではなく、日本の農山漁村や小規模市町村の再生を進めることが、人口減少をストップさせ、日本の再生につながるのではないかと実感した旅でした。
イタリア旅行第2日目②バローロBarolo・アルバAlba・バルバレスコBarbaresco
イタリア旅行第2日目③再びアルバ、そしてラ・チャウ・デル・トルナヴェント
イタリア旅行第3日目①アルバからアオスタ、そしてモンブランへ
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